虚構のシステム 4
ちょうどそのころ人気が高まってきた番組に、大金をかけたクイズ・ショーがありました。
CBSの『6万4000ドルのクイズ』です。
広告主は化粧品のレブロン社でした。
この番組が大当たりしたおかげで、レブロンは商売仇の「ヘイゼル・ビショップロ紅」を追い落とすことができたばかりか、自社の「リビングロ紅」の売れ行きを何倍にも高めた。
視聴率のほうもぐんぐん上がって、最高時には85%に達しました。
『6万4000ドルのクイズ』は「テレビの歴史で一番真似された番組」といわれました。
CBS自身、二番煎じの『6万4000ドルの挑戦』をさらに加えます。
ライバルのNBCも『21』でこれに対抗しました。
しかし、これらクイズ番組の狂熱にも、冷水がかけられるときがきたのです。