通にはたまらない
~東京都台東区池之端~
上野の不忍池のほとり、大通りに面して建っているこの記念館は、武家屋敷風の囲いと門があり、邸内に入ると明治の雰囲気がただよう数寄屋づくりの建物である。
ここは横山大観が一九〇九年から住んでいたところで、戦争中空襲で焼けて、一九五四年に再建され、当時八十六歳だった大観が、九十歳で亡くなるまで制作をつづけた邸宅である。
玄関を入って左手に「鉦鼓洞」という客間がある。
中央に炉が切ってあり、ここで大観は多くの高位顕官と酒を飲みながら絵を語りあった。
床の間には「鵬よく」がかけてあった。